情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士試験の難易度は?試験の概要やおすすめの教材も紹介

情報処理安全確保支援士試験は、高度な情報セキュリティに関する知識と技術を持った人材を認定する資格試験です。この資格を取得することで、情報セキュリティに関する専門的な知識を活用した、企業や組織の情報セキュリティ対策に貢献することができます。

「情報処理安全確保支援士試験の難易度は?」

「情報処理安全確保支援士を取得するメリットは?」

「情報処理安全確保支援士試験対策におすすめの教材を知りたい」

上記のような疑問をお持ちのかたのために、本記事では、情報処理安全確保支援士試験の概要やメリット、合格に向けたおすすめの教材について紹介します。ぜひ最後までお読みください。

目次

情報処理安全確保支援士試験とは

情報処理安全確保支援士試験とはどのようなものなのか知りたい方に向けて、まずは試験概要や他のIT系試験との違いをご説明します。

類似するIT系資格との違いは?

他のIT系資格との違いとして、情報処理安全確保支援士という名称が、独占士業として認められている点が挙げられます。

独占士業は、弁護士や公認会計士などと同様に、資格がなければ名乗ることが禁止されている士業を指します。

資格を所有したうえで、指定の手続きにより「登録セキスペ」として申請することにより、独占士業として情報処理安全確保支援士を名乗ることができます。

参考:制度について:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

注意点として、「登録セキスペ」は3年ごとに更新が必要です。加えて、オンライン講習を毎年受講する必要があります。

3年に1回の更新の際には、実践講習または特定講習を3年に1回受講する必要があり、これには通常、8万円程度の費用がかかります。

参考:登録セキスペの方々へ:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 

情報処理安全確保支援士試験の難易度

情報処理安全確保支援士試験は、情報処理技術者試験のなかでも高度試験に区分されています。

IPA(情報処理推進機構)の発表によると、2023年度春期の合格率は19.7%です。

参考:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 統計資料 p.3「支援士」列

情報処理安全確保支援士試験は、高度な専門知識が問われるうえ、試験の種類も多いことから、難易度は高いといわれています。

ただし、試験は年に2回開催されることから、他の高度試験の年1回の開催と比べ、挑戦できる機会が多いです。

情報処理安全確保支援士を取得するメリット

情報処理安全確保支援士を取得するメリットとして、以下の2点が挙げられます。

それぞれについてご説明します。

専門性が高く需要も大きい

情報処理安全確保支援士試験は、情報セキュリティに関する高度な知識と技術を有する人材を認定する試験のため、高い専門性が必要です。

また、企業や組織が情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクに対応するためには、情報セキュリティに関する専門的な知識を有する専門家が不可欠です。情報セキュリティに関する高度な知識と技術を有する人材は、企業や組織の情報セキュリティに貢献できるため、需要も大きく、高い年収を得られる可能性があります。

資格手当が支給される場合がある

必要な専門知識を持ち、専門資格を所有する人に対しては、多くの企業で資格手当が支給されます。

情報処理安全確保支援士の資格を取得すると、基本給与が上がったり、報奨金が支給されたりすることもあります。

資格手当が支給されるかどうかは企業や組織によって異なるため、就職活動をする際には、事前に確認するようにしましょう。

その他情報処理安全確保支援士を取得するメリットについては、以下記事で詳しく解説しております。合わせてご確認ください。

情報処理安全確保支援士を取得するメリットは?デメリットとあわせて詳しく解説!

試験概要

情報処理安全確保支援士試験は、以下の表のように「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後」の3部構成になっています。午前は四肢択一の選択式、午後は記述式の試験です。
※「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」試験が「午後」試験に統合。2023 年(令和 5 年)10 月から適用

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後
試験時間 50分 40分 150分
出題形式 多肢選択式
(四肢択一)
多肢選択式
(四肢択一)
記述式   
出題数 30問 25問 4問
解答数 30問 25問 2問

参考:情報処理安全確保支援士試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

午前Ⅰは全ての高度区分の情報処理技術者試験で共通の問題です。テクノロジ系17問、マネジメント系5問、ストラテジ系8問程度の割合で広い分野からまんべんなく出題されます。

午前Ⅱ、午後試験は情報セキュリティやその周辺技術に特化した知識や技能を問う問題です。

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情報処理安全確保支援士試験に合格するための平均勉強時間

情報処理安全確保支援士試験に合格するための勉強時間の目安は、現在の知識レベルや理解度、定着度合いにより異なりますが、前提知識がない場合、200時間以上の勉強が必要とされています。

ただし、勉強時間はあくまで目安であり、教材などをうまく活用することで、効率の良い学習が期待でき、時間の短縮も見込めます。

実際に、情報処理安全確保支援士試験に合格した方の声を以下の記事にてまとめております。学習時間や受験回数、効果的な学習方法についてのコメントもございますので、気になる方は合わせてご確認ください。

合格者の声まとめてみました! | アイテック株式会社

情報処理安全確保支援士試験に合格するためのおすすめの教材

ここまで、情報処理安全確保支援士の試験概要や取得するメリットについてご説明しました。

情報処理安全確保支援士を取得するには、試験に合格する必要があります。ここでは、情報処理安全確保支援士試験に合格するためのおすすめの教材を紹介します。

情報処理安全確保支援士 プラクティスコース(模試付・模試なし)

eラーニングで試験範囲全体を学習できる教材です。

インプット学習は済んでいて、アウトプット学習だけを繰り返しおこないたい人におすすめです。

自分の苦手分野や知識が不足している部分を、繰り返し重点的に学習できます。

情報処理安全確保支援士 プラクティスコース(模試付・模試なし)

情報処理安全確保支援士 総仕上げ問題集

最近の出題傾向を理解するための本試験問題とその詳細な解答・解説を提供している問題集です。

試験対策の総仕上げにおすすめです。

情報処理安全確保支援士 総仕上げ問題集

情報処理安全確保支援士 全国統一模擬試験模擬試験全国統一公開模試 (採点付)

自宅にて好きなタイミングで受験できる模試です。

答案は講師陣によって採点され、問題別講評(減点基準・別解を含む)も公開されるため、午後の記述式試験の対策もできます。

本番試験を想定した対策をしたい人におすすめです。

情報処理安全確保支援士 全国統一模擬試験模擬試験全国統一公開模試 (採点付)

試験対策をして情報処理安全確保支援士試験の合格を目指そう!

本記事では、情報処理安全確保支援士試験の概要やメリット、合格に向けたおすすめの教材について紹介しました。

情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティに関する専門知識を有する資格であり、企業にとっては必要不可欠な人材です。

自分に合った教材で試験対策をして、情報処理安全確保支援士試験の合格を目指しましょう。

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