ITパスポートと基本情報技術者の違いは?どちらが良いか、難易度やメリット・勉強法を解説!
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近年の急速なIT化・DX化が進みつつある日本においては、IT系の資格取得を推奨或いは支援する企業が、IT・非IT問わず年々増加傾向にあります。IT系の国家試験を実施しているIPA(情報処理推進機構)が設けている試験区分の中では入門としてITパスポートと基本情報技術者が有名です。本記事では、ITパスポートと基本情報技術者の違いと、それぞれの試験の制度や難易度・合格率を紹介した上で、取得するメリットと勉強法を解説します。受験を考えている人は、ぜひご参考ください。
ITパスポートは「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」です。シラバスへのDX関連知識の反映も進んでいます。
ITパスポート試験と基本情報技術者試験の違い
目的・受験対象者
試験制度
問題形式
難易度・合格率
合格点数
試験範囲
ITパスポート試験の出題範囲
基本情報技術者試験 科目Aの出題範囲
基本情報技術者試験 科目Bの出題範囲
必要な勉強時間
ITパスポート試験を取るメリット
ITの基本知識や情報モラルがわかる
学校や企業等の周囲から評価が期待できる
基本情報技術者試験を取るメリット
IT関連の職種への将来性が高まる
他のIT関連資格取得のための基盤ができる
ITパスポートと基本情報技術者のどちらがおすすめ?
両方とる場合はどっちを先にとるべき?
ITパスポート試験の効率的な勉強方法は?
テキスト・問題集で勉強する
過去問・模擬試験を解く
通信教育で効率的に学ぶ
基本情報技術者試験の効率的な勉強方法は?
通信教育を受講する
模試で実力を確認する
ITパスポート試験・基本情報技術者試験の勉強におすすめの商品はこちら!
まとめ
ITパスポート試験と基本情報技術者試験の違い
ITパスポート試験と基本情報技術者試験は、IT入門者向けの資格として、どちらも人気と知名度があります。どちらを取得するかで迷う人に向けてそれぞれの試験の違いを、次の項目で比較してそれぞれの違いについて解説していきます。
- 目的・受験対象者
- 試験制度
- 問題形式
- 難易度・合格率
- 合格点数
- 試験範囲
- 必要な勉強時間
ぜひ資格取得の際の参考にしてみてください。
目的・受験対象者
ITパスポート試験と基本情報技術者試験は、目的と受験対象者が異なります。
ITパスポート試験の目的は、「ITリテラシーを向上させる」「IT技術を活用したりしたい」といった人向けとなり、受験対象者は、「IT化された社会で働くすべての社会人およびこれから社会人になる学生」とされています。
基本情報技術者試験の目的は、「ITエンジニアで、企業内のIT技術への貢献したい」「システム開発・設計・運用などの分野で活躍したい」といった人向けとなり、受験対象者は、「ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」とされています。
どちらもIT知識を証明する資格ではあるものの、幅広い受験対象者のITパスボートに対し、より専門的な人材を対象とした情報処理技術者という違いがあります。
試験制度
ITパスポート試験と基本情報技術者試験はどちらも、CBT(Computer Based Testing)方式で実施されています。CBT方式とは、試験会場に設置されたコンピューターを使って受験する方式です。
1年を通して毎月1~9回程度実施されています。
問題形式
ITパスポート試験と基本情報技術者試験のそれぞれの形式を表にまとめました。
ITパスポート試験 | 基本情報技術者試験 | |
---|---|---|
出題形式 | 四肢択一式 | 科目A:四肢択一式 科目B:多肢選択式 |
採点方式 | IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出する | IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出する |
出題数 | 100 問 | 科目A:48 問 科目B:12 問 |
試験時間 | 100 分 | 100 分 |
合格基準 | 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること | 各科目の評価点が基準点600点以上であること |
難易度・合格率
ITパスポート試験と基本情報技術者試験を比べると、ITパスポート試験の方が難易度が低く、合格率は高めです。
ITパスポート試験の合格率は約50%程度と比較的高い水準です。
基本情報技術者試験の合格率は20%~30%程度であり、合格率を比較してもITパスポート試験の方が取得し易い試験といえるでしょう。
合格点数
ITパスポート試験は、総合得点が1,000点中、600点以上で合格となります。
ただし、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野すべての分野別評価点が、1,000点満点中、300点以上なければ合格となりません。
基本情報技術者試験は、科目A試験で1,000点満点中600点以上、科目B試験で1,000点満点中600点以上獲得で合格となります。総合点数ではITパスポート試験と基本情報技術者試験のどちらも60%以上で合格点ですが、出題される問題の難易度は基本情報技術者が高く設定されています。
出題範囲
ITパスポート試験の出題範囲
ITパスポート試験の出題問題は、下記の3分野で構成されています。
- ストラテジ系問題
- マネジメント系問題
- テクノロジ系問題
それぞれについて、詳しくご説明します。
ストラテジ系問題
大分類 | 中分類 |
---|---|
企業と法務 | 企業活動 法務 |
経営戦略 | 経営戦略マネジメント 技術戦略マネジメント ビジネスインダストリ |
システム戦略 | システム戦略 システム企画 |
マネジメント系問題
大分類 | 中分類 |
---|---|
開発技術 | システム開発技術 ソフトウェア開発管理技術 |
プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント |
サービスマネジメント | サービスマネジメント システム監査 |
テクノロジ系問題
大分類 | 中分類 |
---|---|
基礎理論 | 基礎理論 アルゴリズムとプログラミング |
コンピュータシステム | コンピュータ構成要素 システム構成要素 ソフトウェア ハードウェア |
技術要素 | 情報デザイン 情報メディア データベース ネットワーク セキュリティ |
基本情報技術者試験 科目Aの出題範囲
基本情報技術者試験の科目A試験は、下記の3分野で構成されています。
- テクノロジ系問題
- マネジメント系問題
- ストラテジ系問題
それぞれについて、詳しくご説明します。
テクノロジ系問題
大分類 | 中分類 |
---|---|
基礎理論 | 基礎理論 アルゴリズムとプログラミング |
コンピュータシステム | コンピュータ構成要素 システム構成要素 ソフトウェア ハードウェア |
技術要素 | ユーザーインターフェース 情報メディア データベース ネットワーク セキュリティ |
開発技術 | システム開発技術 ソフトウェア開発管理技術 |
マネジメント系問題
大分類 | 中分類 |
---|---|
プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント |
サービスマネジメント | サービスマネジメント システム監査 |
ストラテジ系問題
大分類 | 中分類 |
---|---|
システム戦略 | システム戦略 システム企画 |
経営戦略 | 経営戦略マネジメント 技術戦略マネジメント ビジネスインダストリ |
企業と法務 | 企業活動 法務 |
基本情報技術者試験 科目Bの出題範囲
基本情報技術者試験の科目B試験は、下記の出題範囲のとおりです。
プログラミング全般に関すること |
---|
実装するプログラムの要求仕様(入出力、処理、データ構造、アルゴリズムほか)の把握、使用するプログラム言語の仕様に基づくプログラムの実装、既存のプログラムの解読及び変更、処理の流れや変数の変化の想定、プログラムのテスト、処理の誤りの特定(デバッグ)及び修正方法の検討 など 注記 プログラム言語について,基本情報技術者試験では擬似言語を扱う。 |
プログラムの処理の基本要素に関すること |
型、変数、配列、代入、算術演算、比較演算、論理演算、選択処理、繰返し処理、手続・関数の呼出し など |
データ構造及びアルゴリズムに関すること |
再帰、スタック、キュー、木構造、グラフ、連結リスト、整列、文字列処理 など |
プログラミングの諸分野への適用に関すること |
数理・データサイエンス・AI などの分野を題材としたプログラム など |
情報セキュリティの確保に関すること |
情報セキュリティ要求事項の提示(物理的管理策、技術的管理策及び組織的管理策)、マルウェアからの保護、バックアップ、ログ取得及び監視、情報の転送における情報セキュリティの維持、脆弱性管理、利用者アクセスの管理、運用状況の点検 など |
必要な勉強時間
過去に取得した知識や技術力、最終学歴や携わっている業務内容にもよりますが、合格までに必要な勉強時間の目安もITパスポート試験と基本情報技術者試験では異なってきます。
ITパスポート試験に合格するために必要な勉強時間の目安は、初心者の方で約180時間、ITの基礎知識がある方で約100~150時間必要だといわれています。
仮に、1日2時間の勉強時間を設定したとすれば、約2か月~3か月程度です。
アイテックに寄せられた合格された皆さまからの体験記の平均勉強時間は、約90時間となります。
基本情報技術者試験に合格するために必要な勉強時間の目安は、ITエンジニアとしての知識や技術力よって大幅に勉強時間が異なりますが、目安時間は100~200時間です。
ITエンジニアの初心者であれば、200時間程度の勉強時間を設定することがおすすめです
仮に、1日2時間の勉強時間を設定したとすれば、約3か月程度です。
アイテックに寄せられた合格された皆さまからの体験記の平均勉強時間は、約210時間となります。
ITパスポート試験を取るメリット
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ITパスポート試験を取得するメリットは、以下の項目が挙げられます。
- ITの基本知識や情報モラルがわかる
- 学校や企業等の周囲から評価が期待できる
それぞれについて、詳しくご説明します。
ITの基本知識や情報モラルがわかる
ITパスポート取得に向けて学習をすることによって、コンピューターの基本的な構造からシステムの開発技術、企業におけるIT活用まで幅広い基礎知識を身につけることができるので、さまざまな業界でのIT活用に役立てられるでしょう。
学校や企業等の周囲から評価が期待できる
取得した資格は就職活動や大学卒業後にも役立つものであるため、学生のうちに取得することでより多くのメリットを得ることができます。
大学によっては、ITパスポートを取得することで、単位認定を受けられる場合もあります。IPA 独立行政法人 情報処理推進機構のWebサイトでは、125校もの大学・短期大学での単位認定が紹介されています。
参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:大学活用(単位認定)
ITパスポートは国家資格のため、取得すれば履歴書にも書くことができます。
履歴書にITパスポート取得を記載することによって、就職活動においても、すでにあなたが必要なIT関連知識の保有者であることを証明できます。
ITパスポート試験の受験は、より高度なIT関連資格を取得するきっかけにもなるでしょう。
情報処理技術者試験には、全ての社会人向けであるITパスポート試験の他、ITの安全な利活用を推進する方向けの情報セキュリティマネジメント試験、初級IT技術者向けの基本情報技術者試験、応用情報技術者試験など、職種や立場に応じて知識・技能を証明するさまざまな試験が存在します。
より高度な資格を取得することで、就職活動でのアピール材料に厚みが増し、もらえる手当金が増えることもあります。ITパスポートの資格取得は、キャリアアップへの重要な足がかりになるでしょう。
ITパスポートの取得により、会社や地方団体からの補助金や手当を受けられる可能性もあります。
受験料を負担してもらえたり、数千円~数万円程度の手当金を受け取れる場合もあります。
受給条件は団体によって異なるため、所属している会社や都道府県などの案内を調べてみるといいでしょう。
ITパスポート試験は、ITスキルとともにビジネス知識の活用能力も評価するように設計されています。
企業活動や法務、経営戦略、システム戦略といった企業におけるIT活用に関連するさまざまな知識が出題範囲として含まれており、これらの分野は、IT職以外にも応用できる知識のため、学習しておいて損はありません。
基本情報技術者試験を取るメリット
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基本情報技術者試験を取得するメリットは、以下の項目が挙げられます。
- IT関連の職種への将来性が高まる
- 他のIT関連資格取得のための基盤ができる
IT関連の職種への将来性が高まる
DX(デジタルトランスフォーメーション)が進む現代社会では、ITに関する知識や技能はあらゆる業種で求められています。p> <p>今後は、プログラマーやシステムエンジニア、ITコンサルタント、ITプロジェクトマネージャー、データサイエンティスト、AIエンジニアなど、さまざまな職種でITの知識が必要となってくるでしょう。それにより、IT関連の職種の増加が予想されます。p> <p> 基本情報技術者試験に合格することで、IT業界において基礎となる知識やスキルを身につけることができ、将来性のあるIT業界でのキャリアアップが可能です。
他のIT関連資格取得のための基盤ができる
基本情報技術者試験は、IT分野における基礎的な知識、コンピュータシステム全般やデータベース、ネットワークなどの基本的な知識が問われます。この基礎的な知識は、応用情報技術者やデータベーススペシャリスト、ネットワークスペシャリストなど、より高度なIT関連資格の取得の際に必須項目として問われる出題範囲なので、受験時の合格点の獲得に大いに役立つことでしょう。また、ベンダー資格などの前提知識としても役立ちます。
そのため、基本情報技術者試験に合格することにより、他の高度系情報処理技術者試験やIT関連資格取得の基盤となるでしょう。
ITパスポート試験と基本情報技術者試験のどちらがおすすめ?
ITの初心者や実務経験のない学生・社会人なら、ITパスポート試験から挑戦することがおすすめです。
ITパスポート試験でIT関連の基礎知識を得てから、基本情報技術者試験にチャレンジすると、両方の資格をスムーズに取得することができるでしょう。
一方で、すでにIT業界で実務経験を積んでいたり、ITエンジニアとして活躍されている場合は、基本情報技術者試験を受けることをおすすめします。社内の評価や転職活動では、基本情報技術者試験のほうが高い評価を得られます。
また、企業によっては資格を持つ社員に支払う特別手当の対象にもなっています。
資格手当として基本給与が5千~1万円ほど上がったり、2~10万円程度の報奨金が支給されたりすることもあります。必要な専門知識や専門資格を所有する人に対しては、多くの企業で資格手当が支給されます。
両方とる場合はどっちを先にとるべき?
ITパスポート試験と基本情報技術者試験では、ITパスポート試験のほうが資格取得難易度は低いとご説明してきました。
また、ITパスポート試験の勉強は、後々に基本情報技術者試験の取得に進んだとしても無駄になることもありませんので、確実にステップアップすることができます。
基本情報技術者試験に合格すればITパスポート試験は不要になりますが、IT初心者の方やIT実務経験などがない方にとっては、いきなり基本情報技術者はハードルが高いです。
以上のことからも、まずはITパスポート試験で基礎知識を固めてから基本情報技術者試験に挑むのが効率が良いと言えるでしょう。
ITパスポート試験の効率的な勉強方法は?
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ITパスポート試験の勉強方法として、以下の3つの方法をご紹介します。
- テキスト・問題集で勉強する
- 過去問・模擬試験を解く
- 通信教育で効率的に学ぶ
テキスト・問題集で勉強する
まずは専用テキストや問題集で、知識をインプットしましょう。 テキストを読んでいると、聞き慣れないIT用語が出てくる可能性があります。しかし、すべてを一気に理解する必要はありません。 まずは大まかな理解で良いので、繰り返し勉強することが大切です。
過去問・模擬試験を解く
テキストで知識をインプットしつつ、過去問や模擬試験にも定期的にチャレンジしましょう。 過去問や模擬試験は、インプットした知識を頭の中で整理し、アウトプットするのに役立ちます。 本番の試験と近い演習問題を解くことで、出題される問題の傾向や、分野ごとの出題範囲が分かりやすくなります。
通信教育で効率的に学ぶ
通信教育でITパスポートの試験対策をするのもおすすめです。通信教育は各社で特色が異なります。 中でもおすすめは、アイテックの「ITパスポートスタンダードコース」です。 アイテックの通信教育では、専用テキスト2冊とWeb版演習問題が付いてきます。 どのテキストを使うか自分で調べて買いに行かなくて良いため、テキスト選びに時間をかける必要がありません。 Web版演習問題は動画で学習でき、複雑な部分も飲み込みやすくなります。 理解力を確かめられる小テストや総まとめテストも受けられるため、しっかりとITパスポート試験に備えられます。
基本情報技術者試験の効率的な勉強方法は?
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基本情報技術者試験の勉強方法として、以下の2つの方法をご紹介します。
- 通信教育を受講する
- 模試で実力を確認する
通信教育を受講する
独学の場合は、何から学習すればよいかわからないという方も多いです。そのような場合には、書籍やeラーニング、模試などがセットになっている通信教育を受講することで、順序立てて学習を進められます。
模試で実力を確認する
参考書や問題集で試験の準備ができたら、模試を受験して本番を想定した試験対策をしましょう。本番前に試験形式に慣れたい人におすすめです。
ITパスポート試験・基本情報技術者試験の勉強におすすめの商品はこちら!
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ここまでITパスポート試験・基本情報技術者試験を取得するメリットや、取得方法について紹介してきました。
ここでは、ITパスポート試験・基本情報技術者試験の勉強におすすめの商品をご紹介します。
ITパスポート試験の勉強におすすめのテキスト・本
ITパスポート試験対策を独学でおこなう際の教材を選定するにあたって必要なことは、自分のニーズを把握することです。
「出題範囲の知識を着実に身につけるために、わかりやすいテキストで学習したい」
「演習問題で効率的に試験対策をおこないたい」
上記それぞれのニーズに応じて、選ぶテキストは変わってきます。
ITパスポートを独学で取得するためにおすすめのテキスト・本を、ニーズに沿って紹介します。
IT初学者におすすめ「わかりやすい!IT基礎入門」
IT初学者が独学でITパスポート試験の学習をする際につまずきやすいポイントとして、「専門用語がイメージしにくい」「重要なポイントがわかりにくい」という点が挙げられます。この教材は、わかりやすいイラストとやさしい言葉で、IT知識をイチから学べる内容となっています。ITを初めて学ぶ方や、基礎から丁寧に学習したい方にぴったりの書籍です。
ポイントを絞って演習を解きたい方におすすめ「ITパスポート試験対策書」
ITパスポートを独学で取得するにあたっての教材選びの重要なポイントの1つとして、最新の試験内容・出題範囲に対応しているかどうかがあります。ITを活用する社会人・学生が身につけておくべきITの基礎知識は年々変化しているため、ITパスポートの試験内容・出題範囲もそれに応じて改訂がおこなわれています。この教材は最新の試験内容・出題範囲であるシラバスVer.6.3に完全対応している点も特長です。不得意分野の要点確認や、繰り返しの演習での苦手克服、そして試験直前の総仕上げがしたいときにも最適な1冊です。
ITパスポート試験の勉強におすすめの通信教育
通信教育で学習を進めるにあたって必要なことは、自分の目的が達成できる内容を選定することです。
「事前知識が少ないため、質問ができる環境で全体の学習をしたい」
「独学で知識は身につけたけれど、アウトプットが足りていない」
「本番同様の模擬試験を受験したい」
など、それぞれの目的に特化した通信教育を選ぶことで、効率的に学習をおこなえます。
ITパスポートを独学で取得するためにおすすめの通信教育を、ニーズに沿って紹介します。
試験範囲全体を学習したい方におすすめ「ITパスポート スタンダードコース」
IT初学者で何から手を付ければいいのかわからない方でも、出題範囲全てを網羅した体系的な学習が可能です。このコースでは書籍もサービスに含まれており、書籍とe-learningを組み合わせることで、インプット学習とアウトプット学習の双方を効率よく実施できます。書籍や通信教材で疑問があれば講師に質問もでき、通信教育の利点を最大限得られます。
問題を解いてアウトプットしたい方におすすめ「ITパスポート プラクティスコース」
書籍などでひととおりの学習は済ませており、アウトプット学習を繰り返しおこないたい方におすすめの問題演習が中心のコースです。演習問題だけではなく解説動画も含まれているため、自分の苦手分野や知識が不足している部分を、繰り返し重点的に学習できます。Web完結型のため、場所を選ばずにアウトプット学習ができます。
学習成果をチェックしたい方におすすめ「ITパスポート 模擬試験(WEB版)」
試験前に学習の成果をチェックしたい方におすすめの模擬試験です。自分のタイミングで受験できるため、本試験前に活用することで弱点を見つけて克服できます。本番前の予行練習にも最適です。
スキマ時間に問題演習をしたい方におすすめ「ITパスポート 宿題メール (1日2問)」「ITパスポート 過去問ドリル」
1日2問の問題がメール配信されるサービスです。学習開始から15週間、全150問配信されます。プッシュ型の配信問題を解くことにより学習習慣が身につきます。
直近6期分のサンプル公開問題(600問)をまとめて解くことができるサービスです。しっかりとした解説付きで本試験の問題演習ができます。インプット学習後の学習後半での活用がおすすめです。
基本情報技術者試験の勉強におすすめのテキスト・本
まずは必要な知識をインプット学習したいという方には、テキストでの勉強をおすすめします。基本情報技術者試験の出題範囲は広く、科目Aと科目Bで対策方法も異なります。目的に合ったテキストを選ぶことが重要です。
科目A試験の対策を徹底したい人におすすめ「基本情報技術者 科目A試験対策書」
基本情報技術者試験の科目A試験の対策に対応したテキストです。「学習前診断テスト」がついており、現状の理解度を確認できます。重要なテーマの頻出ポイントが解説されており、忙しい人でも短期間で効率よく試験対策できるように構成されています。
2023-2024 基本情報技術者 科目A試験対策書 | IT資格試験の取得、IT人材育成は株式会社アイテック(iTEC)
科目B試験の対策を徹底したい人におすすめ「基本情報技術者 科目Bの重点対策」
基本情報技術者試験の科目B試験の対策に対応したテキストです。科目B試験で約8割を占める「アルゴリズムとプログラミング」分野を攻略できます。プログラムの基本要素から学び、さまざまなアルゴリズムをイラストと図を交えた分かりやすい解説します。その後、演習問題で実戦力を養成。演習問題の解説は4ステップで問題文の読み方から段階的に理解できます。
2023-2024 基本情報技術者 科目Bの重点対策 | IT資格試験の取得、IT人材育成は株式会社アイテック(iTEC)
基本情報技術者試験の勉強におすすめの模試や問題集
テキストなどでインプット学習ができたら、模試や問題集でアウトプットすることによって、知識を定着させましょう。本番の試験を想定した模試や、苦手分野を克服するための問題集など、目的に合う模試や問題集を選ぶことが重要です。
試験本番を想定した模試で対策をしたい人におすすめ「基本情報技術者 全国統一模擬試験 (オンライン)」
オンラインで受験できる模擬試験です。模擬試験では、当日の時間配分や、設問の選択などを意識することによって、本番を見据えた予行練習ができます。模擬試験の結果を確認することで、苦手分野の復習計画を立てたり、間違えやすい問題の傾向と対策を把握でき、効率的に本番試験に備えられます。
基本情報技術者 全国統一模擬試験 (オンライン) | IT資格試験の取得、IT人材育成は株式会社アイテック(iTEC)
基本情報技術者試験の勉強におすすめの通信教育
独学の場合は、何から学習すればよいかわからないという方も多いです。そのような場合には、書籍やeラーニング、模試などがセットになっている通信教育を受講することで、順序立てて学習を進められます。
ITの基礎知識の有無によって必要な教材も変わるため、自分のレベルに合った教材を選ぶと、より効率的に学習できます。
ITの基礎知識がある人におすすめの通信教育「基本情報技術者スタンダードコース」
書籍・eラーニング・公開模試がセットになっている通信教育です。科目A試験と科目B試験の両方の対策ができます。書籍でインプット学習をおこない、eラーニングや公開模試でアウトプット学習をおこなうことで、効率的な学習が可能です。
基本情報技術者スタンダードコース ※ITの基礎知識がある人はコチラ | IT資格試験の取得、IT人材育成は株式会社アイテック(iTEC)
ITの基礎知識がない人におすすめの通信教育「基本情報技術者 プレミアムコース」
IT初心者向けの書籍とeラーニング・公開模試がセットになっている通信教育です。特に書籍だけではわかりにくい重要な学習箇所をピックアップし、動画でわかりやすく解説しているため、しっかりと理解を深めながら学習を進めていけます。疑問があれば講師に質問もできるため、安心して独学に取り組めます。
基本情報技術者 プレミアムコース ※ITの基礎知識がない人にオススメ | IT資格試験の取得、IT人材育成は株式会社アイテック(iTEC)
まとめ
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いかがでしたでしょうか、ITパスポート試験と基本情報技術者試験は、ともにIPAが行っている国家試験です。
ITパスポート試験は、社会人全般が対象で、合格率は50%前後です。
基本情報技術者試験は、ITエンジニア向けの試験で、合格率は20~30%となります。
ITパスポート試験の合格を目指すなら、アイテックがおすすめです。アイテックは1983年の創業以来、情報処理技術者試験対策を約40年行っています。
「ITパスポート資格」など情報処理技術者試験対策のパイオニア(民間教育会社第1号)
ITパスポートについても資格の設立当初から試験対策サービスを提供しています。過去に実施されたすべての試験データを取得・分析。それを教材(書籍、eラーニング、模擬試験、研修・セミナーなど)に最新情報として反映しています。ITパスポート試験の合格を目指したい人は、ぜひご検討ください。
アイテックでは、今後も受験者のお役に立てるよう公式情報の共有や商品・サービス提供に取り組んでまいります。
ITパスポートは「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」です。シラバスへのDX関連知識の反映も進んでいます。