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応用情報技術者の試験対策

目次

勉強時間は?

取り組んでみると以外と試験範囲は広い!!

午前問題は、全部で80問出題され全問に解答、午後問題は、長文形式の問題(一問につき設問が複数)が計11問出題され、その中から5問を選択してに解答します。
詳しくは試験内容、試験範囲、配点割合をご確認ください。
掲載の通り学習を開始してみると以外とその範囲の広さを実感すると思います。受験予定の方は、なるべく早めに学習に取り掛かられることをおすすめします。

【アイテックに寄せられた合格体験記:平均学習時間"212"時間】

  • ITの基礎知識をお持ちの方:目安の勉強時間"165"時間
  • ITの基礎知識から勉強を予定の方:目安の勉強時間"185"時間

午前試験の対策

丸暗記ではなくしっかり知識の定着、意味を理解まで到達する

多くの過去問題に取り組んで,正解を暗記すれば合格できるというような話を耳にすることがあります。しかし,以前のような,過去2~3年前の試験で出題された問題を中心とした出題ではなくなっていますし,表現を調整して選択肢の順番を変えるような改題や,高度種別の過去問題からの出題も増えていますから,正解の暗記だけでは午前試験をクリアすることは難しいでしょう。
シラバスに沿ったテキストや専門書などを利用して試験範囲を一通り学習し,その後,問題演習を行って試験に備えるという一般的な学習スタイルが理想ですが,そのような時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。
そのような方には,過去問題を教材とした学習が効果的です。試験に合格するという目的だけからすると,試験範囲で重要なところは,試験問題としてよく出題されるところです。
また,広い試験範囲の内容を漫然と学習するのではなく,問題ごとに学習範囲を絞り込むことによって,集中して学習することができます。ただし,過去問題に取り組んで正解すれば終わりということではなく,正解以外の選択肢が誤りである理由や,各選択肢の用語の意味まで調べて知識として身に付けるようにしなければなりません。このとき,年度別に過去問題に取り組むのではなく,分野別にまとめて取り組み,問題を教材として,関連知識まで学習します。その結果,過去に出題されたことのあるテーマの新作問題にも対応可能になります。
新傾向問題の半数以上は,正解以外の選択肢が,既出問題で問われた用語や記述になっています。既出問題に正解できる知識があれば,消去法によって正解を導くこともできるようになります。 ただし,このような学習方法は,基本情報技術者試験の午前試験合格レベルの知識を体系的に学習済みであることが前提です。情報処理技術者試験の受験経験のない方が,いきなり応用情報技術者試験にチャレンジするということも増えているようですが,基本情報技術者試験レベルの体系的な知識がないと,午前試験の問題は何とか正解できるようになっても,午後試験向けの学習でつまずくことになります。午前試験の学習が一通り終わったと思っても,午後試験の問題の演習で知識が不足していると感じている方は,まず,不足している知識を充足することが合格への近道です。

午前試験の効果的な学習方法

得意な分野と不得意な分野を交互に学習するなど,自身のやる気の維持にも気を遣って,学習意欲を継続する工夫をしましょう。
分野別に学習効果の高い過去問題を選び,知識を体系的に整理できるよう配慮した「高度午前Ⅰ・応用情報 午前試験対策書」という書籍も用意しております。ぜひご活用ください。

午後試験の対策

過去に出題された試験問題の出題分野とテーマはしっかり確認を

選択する分野に関わらず,問題発見能力,抽象化能力,問題解決能力などが,“知識の応用力”として問われます。
具体的には,問題文に記述されている事例や,技術や概念の説明などに対する設問について,自分の能力と知識を応用して解答する力が試されます。合格のために必要となる“知識の応用力”を身に付けるためには,まず,過去に出題された問題を知ることが大切です。
特に,記述式の設問に対しては,解答が安易すぎたり,難しく考えすぎたりしないように,解答の適切なレベルとはどの程度なのかを正しく理解してください。IPAのホームページには,過去に出題された問題と解答例が掲載されています。これらを活用して,まず,試験問題を知るということを心がけてください。
午後問題では,時間が足りないという感想を多く聞きます。制限時間を決めて,過去問題に挑み,時間内で解答できるようにするための問題文の読み方,ヒントや解答の根拠の見いだし方を身に付けるようにしましょう。IPAから発表されている解答例を見ると,制限字数を超えない限り,それほど字数にこだわる必要はないように思われます。
また,表現などについても,あまり神経質になる必要はありません。解答のポイントとなるキーワードが記述されていれば,誤りとはされませんので,自分が考えついた解答内容を短時間で正しく記述できるように練習しておきましょう。
午後試験では国語力が重要になりますが,それだけでは合格することはできません。その前提として,午前試験レベルの内容に対する正しい理解が必要になります。いくら午後問題の演習を繰り返しても,午前試験レベルの正しい理解がないと,解答のポイントを見いだせるようになりません。問題文も一定の知識を有していることを前提に記述されているので,正しく読み取ることはできません。
こうしたことから,午前試験に向けた学習は,午前試験をクリアするためだけではなく,午後試験をクリアするためにも重要になります。
午前試験の学習を一通り行ってから,午後試験の学習に移る方が多いと思います。午後問題の学習に移っても,問題中に不安なところがあれば,関連する午前問題を利用して知識を確実にするようにします。毎日,10問程度の午前問題に取り組むようにして,知識を維持,定着させるようにすると良いでしょう。午後試験向けの学習が進まない原因のほとんどが,午前試験レベルの知識に対する理解不足です。午後試験の学習が進まないと感じたら,その分野の午前試験レベルの復習をするようにしましょう。
実際の試験では,馴染みのないテーマ,形式の問題が出題されると,混乱してしまって必要以上に難しく感じてしまいがちです。このような混乱を避けるためには,選択する4分野の他に2分野程度の問題に対処できるように学習しておく必要があります。また,止むを得ず馴染みのないテーマの問題を選択せざるを得ないときには,正解できる設問で確実に得点できるように落ち着いて取り組めるようにしておきましょう。そのためには,自分が十分に学習したという自信が重要です。

午後の効果的な学習方法

午後試験は午前試験で出題される知識の応用力を試す問題が出されます。一つのテーマで複数の設問が出されるので、解答に必要な条件や状況が問題で記述されていると考えてください(問題=ヒントのかたまり)。
はじめは時間をかけてじっくり考えてもよいですが、試験が近付いたら標準的な解答時間を決めて時間内に解答し終わるようにしてください。また、分からない問題でもすぐにやめてしまわず、時間内は設問に関連する部分がどこかを見つけることを行ってください。これを続けることで解答力が徐々にアップしていきます。
解法テクニックについてはプロの講師から指導を受けられる“合格ゼミ”などを活用すると効率よく学ぶことができます。

学習計画と勉強方法

学習前の準備

学習を開始するにあたっては、出題範囲、出題数を理解して、実際に試験問題を見ながら、どれくらいの学習をする必要があるかをまず自覚することが大切です。
その上で、本試験日までにかけられる学習期間と1日の学習時間を考えて、学習計画を立てる必要があります。

学習計画の立て方

初めて受験される方

まず午前試験対策として知識を増やしていくことを優先させることをお勧めします。ひととおり午前試験範囲の学習が終わったら、午後の問題演習を行い、学習した知識が活用できるか確かめてください。午後問題の演習をしながら、午前知識の復習を並行して行うのがポイントです。

受験したことがある方

自分の苦手分野がどこか、知らない知識がどれくらいあるかを過去の本試験や模擬試験で確認してください。そのうえで学習する必要がある内容を絞って学習計画を立ててください。

本試験までの学習計画

6月学習開始で10月受験を想定した学習期間4か月半の例

6月~7月下旬 午前試験対策
※午前試験対策の書籍がオススメ
7月下旬~9月下旬 午後試験対策
※午後試験対策の書籍やセミナー合格ゼミがオススメ
9月中旬 模擬試験を受験
※自身の実力をチェック
9月中旬~10月中旬 午前の復習と午後の苦手分野を問題演習で克服
10月中旬 受験後はアイテックの採点サービス解答速報をチェック

応用情報技術者試験合格のための学習教材はこちら

試験当日の心得

  • 試験日当日は頭をフル回転させます。前日の夜ふかしは禁物です。早めに就寝し、よく眠るようにしましょう。冴えない頭では学習した成果が出ません(遊びは、試験が終わってからの楽しみに)。
  • 当日の天候や会場の環境によって、暑さ寒さが分かれます。上着を脱げるようにして暑さ対策できる服装で受験するとよいでしょう。
  • 試験当日の昼寝は注意し、眠る場合も浅めにしましょう。深く眠ると午後試験で頭が働かず、応用力が発揮できない恐れがあります。

午後の試験は落ち着いて

午後の試験では過去問と同じ問題は出題されません。受験者はみな初めて見る問題です。焦る必要はありません。

三つの“あ”(あわてず・あせらず・あきらめず)の気持ちで、落ち着いて解答するよう自分に言い聞かせてください。

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