プロジェクトマネージャ【PM】情報処理技術試験
プロジェクトを成功に導き、プロジェクトメンバを成長させるマネージャを目指す方におすすめ!
ITプロジェクトの成功請負人
プロジェクト全体の意思決定を実行し、品質・コスト・納期に全責任をもち、前提・制約の中でプロジェクトを確実に成功に導き、プロジェクトメンバを成長させるマネージャを目指す方に最適です。
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情報処理技術試験 プロジェクトマネージャとは
情報システム又は組込みシステムのシステム開発プロジェクトの責任者!!
予算、工程、品質などを管理し、プロジェクトを円滑に運営する!!
進捗状況を把握し、問題や将来見込まれる課題を早期に把握・認識し、適切な対策・対応を実施することによって、プロジェクトの目標を達成する!!
プロジェクトの責任者または、プロジェクトメンバを成長させるマネージャを目指す方にオススメの資格です。
【対象者像】
高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)を作成し、必要となる要員や資源を確保し、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する者
共通キャリア・スキルフレームワーク:レベル4(高度な知識・技能)
プロジェクトマネージャの試験概要
試験時期 |
秋期:10月第2日曜日 |
試験時間 |
午前 I 試験 09:30-10:20(50分)
午前 II 試験 10:50-11:30(40分)
午後 I 試験 12:30-14:00(90分)
午後 II 試験 14:30-16:30(120分) |
出題形式 |
午前 I 試験 多肢選択式(四肢択一)※共通問題
午前 II 試験 多肢選択式(四肢択一)
午後 I 試験 記述式
午後 II 試験 論述式 |
出題数 |
午前 I 試験 出題数 30問/解答数30問
午前 II 試験 出題数 25問/解答数25問
午後 I 試験 出題数 3問/2問
午後 II 試験 出題数 2問/1問 |
配点/基準点 |
午前・午後試験
各100点満点/各60点
午後 II 配点なし/ランクA(注)
(注)午後 II(論述式)試験の評価方法について
- 設問で要求した項目の充足度、論述の具体性、内容の妥当性、論理の一貫性、見識に基づく主張、洞察力・行動力、独創性・先見性、表現力・文章作成能力などを評価の視点として、論述の内容を評価する。
また、問題冊子で示す“解答に当たっての指示”に従わない場合は、論述の内容にかかわらず、その程度によって評価を下げることがある。
- 評価ランクと合否の関係は次のとおりとする。
午後 II(論述式)試験の評価ランクと合否の関係
評価ランク |
内容 |
合否 |
A |
合格水準にある |
合格 |
B |
合格水準まであと一歩である |
不合格 |
C |
内容が不十分である |
不合格 |
D |
出題の要求から著しく逸脱している |
不合格 |
|
問題別配点割合 |
午前I 1問 各3.4点
午前II 1問 各4点
午後I 問1-3(2問解答)各50点
午後II 問1・2(1問解答)※評価ランクによる
※評価ランクで評価することから、配点割合はない。 |
受験手数料 |
7,500円
※「情報処理の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令」により受験手数料が改定されました。 |
出願時期 |
[秋期]
案内書・願書配布……7月下旬から
願書受付終了……8月上旬 |
試験に関する問い合わせ先 |
情報処理技術者試験センター
TEL:03-5978-7600 |
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プロジェクトマネージャの出題範囲と難易度、そして合格率は?
午前 I 試験
午前Ⅰ試験は、同日開催の応用情報技術者試験の午前問題から選抜された30問で構成されるため、出題範囲は以下に記述するテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の全分野となります。
出題範囲
分野 |
大分野 |
中分野 |
テクノロジ系 |
1 基礎理論 |
1 離散数学 |
2 応用数学 |
3 情報理論 |
4 通信理論 |
5 計測制御理論 |
2 アルゴリズムとプログラミング |
6 データ構造 |
7 アルゴリズム |
8 プログラミング |
9 プログラム言語 |
10 マークアップ言語 |
3 コンピュータ構成要素 |
11 プロセッサ |
12 メモリ |
13 バス |
14 入出力デバイス |
15 入出力装置 |
4 システム構成要素 |
16 システムの構成 |
17 システム評価指標 |
5 ソフトウェア |
18 オペレーティングシステム |
19 ミドルウェア |
20 ファイルシステム |
21 開発ツール |
22 オープンソースソフトウェア |
6 ハードウェア |
23 ハードウェア全般 |
7 ヒューマンインターフェイス |
24 ヒューマンインターフェイス技術 |
25 インターフェイス設計 |
8 マルチメディア |
26 マルチメディア技術 |
27 マルチメディア応用 |
9 データベース |
28 データベース方式 |
29 データベース設計 |
30 データ操作 |
31 トランザクション処理 |
32 データベース応用 |
10 ネットワーク |
33 ネットワーク方式 |
34 データ通信と制御 |
35 通信プロトコル |
36 ネットワーク管理 |
37 ネットワーク応用 |
11 セキュリティ |
38 情報セキュリティ |
39 情報セキュリティ管理 |
40 セキュリティ技術評価 |
41 情報セキュリティ対策 |
42 セキュリティ実装技術 |
12 システム開発技術 |
43 システム要件定義 |
44 システム方式設計 |
45 ソフトウェア要件定義 |
46 ソフトウェア方式設計 |
47 ソフトウェア詳細設計 |
48 ソフトウェア構築 |
49 ソフトウェア結合/ソフトウェア適格性確認テスト |
50 システム結合/システム適格性確認テスト |
51 導入 |
52 受入支援 |
53 保守 |
54 廃棄 |
13 ソフトウェア開発管理技術 |
55 開発プロセス手法 |
56 知的財産適用管理 |
57 開発環境管理 |
58 構成管理 |
59 変更管理 |
マネジメント系 |
14 プロジェクトマネジメント |
60 プロジェクトマネジメント |
61 統合マネジメント |
62 ステークホルダマネジメント |
63 スコープマネジメント |
64 タイムマネジメント |
65 コストマネジメント |
66 品質マネジメント |
67 資源マネジメント |
68 コミュニケーションマネジメント |
69 リスクマネジメント |
70 調達マネジメント |
15 サービスマネジメント |
71 サービスマネジメント |
72 サービスの設計/移行 |
73 サービスマネジメントプロセス |
74 サービスの運用 |
75 ファシリティマネジメント |
16 システム監査 |
76 システム監査 |
77 内部統制 |
ストラテジ系 |
17 システム戦略 |
78 情報システム戦略 |
79 業務プロセス |
80 ソリューションビジネス |
81 システム活用促進 |
82 評価 |
18 システム企画 |
83 システム化計画 |
90 要件定義 |
91 調達計画 |
92 実施 |
19 経営戦略マネジメント |
93 経営戦略手法 |
94 マーケティング |
95 ビジネス戦略と目標 |
96 評価 |
97 経営管理システム |
20 技術戦略マネジメント |
98 技術開発戦略の立案 |
99 技術開発計画 |
21 ビジネスインダストリ |
100 ビジネスシステム |
101 エンジニアリングシステム |
102 e-ビジネス |
103 民生機器 |
104 産業機器 |
22 企業活動 |
105 経営組織論 |
106 OR/IE |
107 会計財務 |
23 法務 |
108 知的財産権 |
109 セキュリティ関連法規 |
110 労働関連/取引関連法規 |
111 その他の法律/ガイドライン/技術者倫理 |
112 標準化関連 |
午前 I 試験の合格基準
全部で30問出題され1問につき各3,4点の配点による100点満点の素点方式配点で採点され、60点を超えることが合格基準となります。
最近の午前 I 試験(高度試験の共通知識問題)の傾向
高度試験で共通して出される午前Ⅰ試験の30問は,従来どおり,すべて応用情報技術者試験(AP)の午前試験80問の中から選ばれていて,テクノロジ系17問(57%),マネジメント系5問(17%),ストラテジ系8問(26%)という出題比率です。
午前Ⅰ試験には免除制度がありますが,高度試験の約4~5割の人が午前Ⅰ試験から受験しています。この中で60点以上の得点で午前Ⅱ試験の採点に進む人は5~6割で,出題範囲が広いため試験問題を難しく感じる人が結構多いといえます。問題が難しいときには4割程度の人しか通過できないときもあったので,最初の午前Ⅰ試験でつまずかないように,早めに試験対策の学習を始め,確実に知識をつけていく必要があります。
午前 II 試験
午前Ⅰの出題範囲のうち「セキュリティ」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム企画」「法務」の7分野から出題されます。範囲が午前Ⅰと重なりますが、問われる内容が高度になるため難易度が高くなります。
午前 II 試験の合格基準
全部で25問出題され1問につき各4点の配点による100点満点の素点方式配点で採点され、60点を超えることが合格基準となります。
最近の午前 II 試験の傾向
午前Ⅱ試験では,専門分野のプロジェクトマネジメント(PM)分野から13問出題されました(前回14問)。以前はPMBOKに関して第6版対応で数問出題されていました。PMBOKが第7版に変わり,今回の試験で出題されるか注目していましたがありませんでした。なお,JIS Q 21500:2018「プロジェクトマネジメントの手引」からは4問の出題がありました(前回 3問)。午前Ⅰ試験では第7版対応でPMBOKに関する出題がありましたので,次回の試験では出題される可能性があります。過去問題の出題は約7割ありましたが,プロジェクトマネージャ試験の過去問題は5問ありました。前回の8問からは減っています。
今回の午前Ⅱ試験の内容で注意すべきこととして,前回の試験から実務内容に近い事例による問題が増える傾向がありましたが,今回は4問出題されました(問1,6,7,10)。これらの問題は解答に時間がかかることから難易度の高い問題といえます。午前Ⅱ試験で基準点を超えた人が前回よりも20%も少なくなった原因の一つとして,過去問題にないやや難しい事例問題が出題されたことがあると思われます。
今後もこのような問題が出題されると考えられるので,確実に正解できるように十分な学習が必要です。
午後 I , II 試験
受験者の能力が当該試験区分における期待する技術水準に達しているかどうかを、技能を問うことによって評価する。
午後 I , II 出題範囲
1. プロジェクトの立ち上げ・計画に関すること |
プロジェクト,プロジェクトの目標,組織の戦略と価値創成,プロジェクトマネジメント,マネジメントプロセスの修整,プロジェクトの環境,プロジェクトライフサイクル,プロジェクトの制約,個別システム化計画の作成と承認,プロジェクト憲章の作成,ステークホルダの特定,プロジェクトチームの編成,システム開発方針の設定,プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)の作成,スコープの定義,要求事項と優先度,WBS の作成,活動の定義,資源の見積り,プロジェクト組織の定義,活動の順序付け,活動期間の見積り,スケジュールの作成,コストの見積り,予算の作成,リスクの特定,リスクの評価,品質の計画,調達の計画,コミュニケーションの計画,関連法規・標準 など |
2. プロジェクトの実行・管理に関すること |
プロジェクト作業の指揮,ステークホルダのマネジメント,プロジェクトチームの開発,リスクへの対応,品質保証の遂行,供給者の選定,情報の配布,プロジェクト作業の管理,変更の管理,スコープの管理,資源の管理,プロジェクトチームのマネジメント,スケジュールの管理,コストの管理,リスクの管理,品質管理の遂行,調達の運営管理,コミュニケーションのマネジメント,マネジメントプロセスの改善,機密・契約の管理,プロジェクトに関する内部統制 など |
3. プロジェクトの終結に関すること |
プロジェクトフェーズ又はプロジェクトの終結,プロジェクトの評価指標と評価手法,プロジェクトの完了基準,プロジェクトの計画と実績の差異分析,検収結果の評価,契約遵守状況評価,得た教訓の収集,プロジェクト完了報告の取りまとめ など |
午後 I 試験の合格基準
問番号によって配点が割り振られていて各配点に応じた100点満点の素点方式配点で採点され、60点を超えるとことが合格基準となります。
午後I試験
出題数 4問 / 解答数 2問
午後 II 試験の合格基準
設問で要求した項目の充足度,論述の具体性,内容の妥当性,論理の一貫性,見識に基づく主張,洞察力・行動力,独創性・先見性,表現力・文章作成能力などを評価の視点として,論述の内容を評価する。また,問題冊子で示す “解答に当たっての指示”に従わない場合は,論述の内容にかかわらず,その程度によって評価を下げることがある。
午後II試験
評価ランク A~D / ランク Aのみが合格水準にあるとする
最近の午後 I , II 試験の傾向・難易度
午後 I 試験
午後Ⅰ問題の出題内容は,問1がプロジェクトの統合・資源,問2がプロジェクトのリスク・調達,問3がプロジェクトの資源・コミュニケーションでした。このうち,問1がアジャイル型の開発プロジェクトに関する事例で,今後もアジャイル型の開発の問題は出題されると思われます。
問3は解答を絞り込むのが難しい設問があり少し難しい問題でしたが,全体としては例年どおりの難易度でした。
午後 II 試験
午後Ⅱの論文問題の出題内容は,問1が計画の修整(テーラリング)について,問2がマネジメント能力の向上につながるプロジェクト終結時の評価についてでした。どちらも指定された記述内容が絞り込まれていて,経験の少ない人は記述しづらかったと思われます。特に,問2は“目標未達成”の内容に関する記述が求められる新しい傾向の問題といえ,全体に記述しづらい問題だったといえます。
令和5年度 プロジェクトマネージャ試験の得点分布
午前Ⅰ試験免除の人は増える傾向にありますが,得点分布を分析してみると,今回午前Ⅰ試験
の免除者は概算で3,866人(49.0%)おり,受験者の5割近くが午前Ⅱからの受験となっています。
この午前Ⅰ試験で基準点60点以上取ることができた人は1,819人(受験者の45.2%)でした。午前Ⅱ試験で基準点以上の人は3,780人(受験者の69.0%)で前回の90.3%から20%以上も減りました。一方,午後Ⅰで基準点(60 点)以上取れた人は61.6%で,前回の56.5%から少し増えました。また,午後Ⅱで合格点のA 評価だった人は47.2%で,前回試験の39.6%と比べて増えています。
プロジェクトマネージャ試験の統計情報
過去の応募者・受験者・合格者の情報を掲載しています。
年度 |
応募者 |
受験者 |
合格者 |
合格率 |
平成31年度 春期 |
17,588 人 |
10,909 人 |
1,541 人 |
14.1 % |
令和2年度 10月 |
9,672 人 |
6,276 人 |
948 人 |
15.1 % |
令和3年度 秋期 |
10,184 人 |
6,680 人 |
959 人 |
14.4 % |
令和4年度 秋期 |
11,745 人 |
7,382 人 |
1,042 人 |
14.1 % |
令和5年度 秋期 |
12,197 人 |
7,888 人 |
1,066 人 |
13.5% |
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プロジェクトマネージャ試験取得のメリット
(1) 日経 xTECHのアンケート実施結果「役立つIT資格」で第4位にランクイン
プロマネの仕事の流れが見通せるようになるため、実際のプロジェクトマネジメントに生かせます。
プロジェクトマネージャ試験合格者の存在は、官公庁系システムの開発案件では入札条件となっている場合があります。
資格を取得しておけば転職活動も有利となるでしょう。
(2) 他の資格試験で一部免除が受けられます
- 中小企業診断士試験
第1次試験科目の一部が免除されます。
- 弁理士試験
論文式筆記試験選択科目(理工Ⅴ(情報))が免除されます。
- 技術士試験
第一次試験の専門科目(情報工学部門)が免除されます。
- ITコーディネータ(ITC)試験
ITC試験の一部が免除される専門スキル特別認定試験を受験できます。 また、資格更新時のポイントとなります。
合格に必要な知識と応用力
午前Ⅰ の試験対策 |
出題分野は,テクノロジ系(基礎理論,コンピュータシステム,技術要素,開発技術),マネジメント系(プロジェクトマネジメント,サービスマネジメント),ストラテジ系(システム戦略,経営戦略,企業と法務)の全分野にわたるので,幅広い分野に関する知識が要求されます。また,午前Ⅰで出題される30 問は,応用情報技術者試験で出題される問題の中から抽出されるようになっています。
出題される内容は,過去の応用情報や基本情報技術者試験で出題されたことがある基本的な問題が大半を占めます。
高度系試験で専門分野の力を発揮するのは午前Ⅱ試験からになりますが,試験対策としては,過去の応用情報技術者試験の午前問題を解き,余裕をもたせて7 割以上正解できるよう確実に実力を付けてください。
そのために,最近2 年間ぐらいの応用情報技術者試験で出題された問題を解いてみて,理解できていない内容を中心に学習することをお勧めします。
また,AI,IoT,ビッグデータ関連は新しい用語がこれからも出てくると思わ
れるので,日頃からIT 関連の話題には注目し,内容把握しておきましょう。 |
午前Ⅱ の試験対策 |
出題分野は,テクノロジ系(セキュリティ,システム開発技術,ソフトウェア開発管理技術),マネジメント系(プロジェクトマネジメント,サービスマネジメント),ストラテジ系(システム企画,法務)です。
まず,基本的な知識をしっかり理解していることが必要となります。過去問題を中心に「プロジェクトマネジメント」,「セキュリティ」,「ソフトウェア開発管理技術」,「システム企画」などの分野も出題されますので,これらの分野についても十分に学習しておくことが必要です。
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午後Ⅰ の試験対策 |
午後Ⅰについては,過去の本試験問題を演習する際には,試験センターが発表した講評も併せて読んで,不正解となった原因の自己分析に活用すると良いでしょう。特に講評において正答率が高いと書かれた設問が不正解の場合は,しっかりと原因を分析して同じ間違いをしないことが重要です。
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午後Ⅱ の試験対策 |
午後Ⅱについては,設問アでは,「プロジェクトの特徴」や「プロジェクトの目標」を要求されることが多いのですが,システムの特徴や機能を説明してしまう方が散見されるので注意してください。
システムではなくプロジェクトの説明が必要です。設問イ,ウも含めて,「何となく字数を埋める」という書き方ではなく設問の要求に合致させた論点で趣旨に沿って書くことを心掛けてください。
設問ウでは,2 年連続で二問とも“評価”と“今後の改善点”について問われています。評価において“自画自賛”にならないように,過去の類似プロジェクトと対比するなどして定量的な評価をする展開も加えるようにします。
アイテックの「合格論文の書き方・事例集」もぜひ参考にしてみてください。
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学習前の準備と学習計画の立て方
学習前の準備
学習を開始するにあたっては、出題範囲、出題数を理解して、実際に試験問題を見ながら、どれくらいの学習をする必要があるかをまず自覚することが大切です。
その上で、本試験日までにかけられる学習期間と1日の学習時間を考えて、学習計画を立てる必要があります。
学習計画の立て方
初めて受験される方
まず午前試験対策として知識を増やしていくことを優先させることをお勧めします。ひととおり午前試験範囲の学習が終わったら、午後の問題演習を行い、学習した知識が活用できるか確かめてください。午後問題の演習をしながら、午前知識の復習を並行して行うのがポイントです。
受験したことがある方
自分の苦手分野がどこか、知らない知識がどれくらいあるかを過去の本試験や模擬試験で確認してください。そのうえで学習する必要がある内容を絞って学習計画を立ててください。
本試験までの学習計画
6月学習開始で10月受験を想定した学習期間4か月半の例
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効果的な学習方法~試験当日の心得
午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ 効果的な学習方法
午前Ⅰ |
日ごろから情報処理技術全般に関する知識を修得するとともに,関連する過去問題を多く解いておくようにしましょう。
午前Ⅰの出題分野の全分野に対し時間を費やしていくことは,あまりお勧めできません。例えば,論理回路の問題などは,考え方を理解するのに少し時間がかかります。こうした問題に時間をかけても意味がありません。捨てる分野の問題を決めながら,効率的に学習していくようにしましょう。
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午前Ⅱ |
プロジェクトマネージャ午前Ⅱ試験の重点出題分野はプロジェクトマネージャです。
前回は、ISO 21500「プロジェクトマネジメントの手引」が JIS Q 21500:2018 になり,本試験で 2 問出題されましたので、
日ごろからプロジェクトマネジメントに関する専門知識を身に付けることはもちろんのこと、その他の高度試験からの過去問題が幅広く出題されることから、過去問題の演習も良く繰り返し実施しておきましょう。その際は、2~3期前を振り返っておくのがおすすめです。
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午後Ⅰ |
得点が伸びない場合は,過去問を何度も解くだけでなく,なぜ模範解答になるのかを,自分が採点者になったつもりで分析するのも効果的です。
模範解答と自分の解答を並べて,どこがどう違うのかを突き詰めると,問題文の読み方が見えてくるでしょう。
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午後Ⅱ |
設問の要求に合致させた論点で趣旨に沿って書くことを心掛けてください。
論述する際の重要なのは、自画自賛では合格できないと考えることです。
設問分において明示的に問うという出題傾向が固まっていることを踏まえ、採点者の意図を理解し、論述をするトレーニングを実施していくと良いでしょう。
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プロジェクトマネージャ試験に合格するためには |
正解したつもりで不正解になってしまった場合は,設問要求に沿っていない,問題文の手掛かりやキーワードに準拠していない,問題文の中で客観的にいえる範囲を超えている,あまりにピンポイントな視点であるという理由が考えられます。
その内容自体は正しくても,その問題の正解としてはふさわしくないのです。
不適切な解答の中で多いものは,解答のポイントや方向性は間違ってはいないのに,設問の考えや趣旨からずれている解答,要求事項や指示に従っていない解答といえます。
問題文や設問文に書かれている記述やキーワードは大きなヒントであり,解答の手掛かりの一部であることをしっかり理解した上で,設問要求に沿って適切な表現で解答をまとめるよう心がけてください。
また,解答欄に対してボリュームがあまりに少ない雑な表現,高度情報処理技術者としてのプロフェッショナル性を疑わせる俗っぽい表現,「そこまで限定して言い切れるのだろうか」と感じられる強引な解答表現や,いろいろなことを列挙してどれかが正解に引っかかることを期待するような解答は,採点者に対して心証が悪く,それだけで減点対象となり得ます。
結果として正解とならないおそれがあるので注意しましょう。
論文系の区分の午後Ⅰ試験は詳細なその試験区分の専門知識がなくても問題文の文脈と一般常識で解答が類推できる場合も少なくありません。
PM 区分でも,受験されたほとんどの皆さんが,何らかのシステム開発プロジェクト業務に携わっていると思われ,直接の PM 経験がなくても,自身の業務経験と合わせて最後まで,あきらめず取組み必ず合格するという強い粘りをもって臨むようにしてください。
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試験当日の心得
- 試験日当日は頭をフル回転させます。前日の夜ふかしは禁物です。早めに就寝し、よく眠るようにしましょう。冴えない頭では学習した成果が出ません(遊びは、試験が終わってからの楽しみに)。
- 当日の天候や会場の環境によって、暑さ寒さが分かれます。上着を脱げるようにして暑さ対策できる服装で受験するとよいでしょう。
- 試験当日の昼寝は注意し、眠る場合も浅めにしましょう。深く眠ると午後試験で頭が働かず、応用力が発揮できない恐れがあります。
午後の試験は落ち着いて
午後の試験では過去問と同じ問題は出題されません。受験者はみな初めて見る問題です。焦る必要はありません。
三つの“あ”(あわてず・あせらず・あきらめず)の気持ちで、落ち着いて解答するよう自分に言い聞かせてください。
合格体験記
アイテックの学習教材を活用して見事合格された皆さまからの学習方法とは
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50 |
学習時間 |
時間 |
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1 |
受験回数 |
回 |
午後I試験の過去問を数多く実施する。
午後II論文のパターンを事例集で学んだ上で、実際に書いてみる。
男性 / 55歳のコメントを見る
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15 |
学習時間 |
時間 |
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2 |
受験回数 |
回 |
2021 合格ゼミ プロジェクトマネージャ 直前対策講座
PMBOKの動画で一通り体系をさらうこと。
男性 / 46歳のコメントを見る
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100 |
学習時間 |
時間 |
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1 |
受験回数 |
回 |
午後Ⅱの論述以外は過去問の反復で十分です。午後Ⅱについては、具体的なプロジェクトを2本程度想定し、そこに対するリスク対応計画や実施した施策、残された課題を準備すれば十分対応できます。
男性 / 39歳のコメントを見る
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プロジェクトマネージャのお役立ち情報
午後問題の解答速報
アイテック講師陣が午後試験の問題を実際に解いてみました。
自身の解答と照らし合せて、各設問ごとの配点表を元にぜひ答え合わせを行ってみてください。
自動採点サービスを利用いただいた方のみ、午前の自動採点と午後の予想配点表で、合格発表を待つことなく自身の試験結果をある程度予測することができます。
ぜひアイテックIDを取得して合格基準点を突破できているか確認してみましょう!!
プロジェクトマネージャ (午後I)
合格発表に対するアイテックコメント
合格発表時の統計データなどからアイテック講師陣が試験の振り返り
令和5年度秋期のプロジェクトマネージャ試験の合格率は13.5%で,前回の14.1%から若干減少しましたが,平成21年以降の今の試験制度になってからとしては平均的な合格率です。
アイテック講師陣が合格発表に対して試験に関する統計データをもとに、全体の得点分布と合格率から問題の難易度をはじめ、午前問題から午後問題まで、各分野ごとの出題比率から新傾向問題まで詳細に分析しておりますので、今後の学習への参考にぜひご一読ください。
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