+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+
アジャイル開発とは?
社会の状況やニーズが大きく変化したのに伴い、以前からあるソフトウェア工学やプロジェクト管理手法では対応できないことが多くなってきました。新しいオブジェクト指向の考え方は、ソフトウェア開発で生じる難しい問題をいくつも解決しましたが、同時にそのための新しい開発手法も必要になりました。
そこで「情報は不完全なものである」という前提に立って、システムに対する要件の変化や追加を積極的に受け入れる「アジャイル開発」が提唱されました。
アジャイル(agile)とは“俊敏な”という意味で、俊敏にソフトウェア開発をすることを目指したもので、開発手法ではなく下記のアジャイル開発宣言で提唱された四つの価値(基本指針)に基づく開発手法の総称です。
アジャイル開発宣言 4つの価値
- プロセス・ツールよりも、個人の対話を重視
- 包括的なドキュメントよりも、動くソフトウェアを重視
- 契約交渉よりも、顧客との協調を重視
- 計画に従うことよりも、変化への対応を重視
アジャイル宣言に基づく開発手法はいくつかありますが、イテレーション(反復)と呼ばれる基本的な開発スタイルが共通しています。
アジャイル開発のメリットと必要性
PMBOK第6版改定では、アジャイルに関する内容が強化されました。
これまでのシステム開発は、プロジェクトスタート時点で“何を”“いつまでに”作るのかを決めるウォーターフォール型が主流でした。しかし、デジタルトランスフォーメーションに適応し、前例のないビジネスや、状況の変化が早いビジネスなど、最初に要件を固めにくいプロジェクトを成功させるには、要件を固めながらシステムを開発していくアジャイル型の考えが活躍します。
今後のプロジェクト開発では、プロジェクトによって、最適な開発手法を選べるスキルが必要になると言えます。
|
アジャイル型開発 |
ウォーターフォール型開発 |
メリット |
・要件の変更、追加に柔軟に対応することができ、満足度向上に繋がる。 ・イテレーション単位でリリースしていくので、やり直しが小規模に抑えられる。 |
・緻密な計画を元に開発するため、最終仕様が計画からずれない。 ・プロジェクトの完了期日が決定しており、スケジュールや進捗の管理が容易。 |
デメリット |
・計画がおおまかなため、開発の方向性が当初のコンセプトからずれてしまいやすい。 ・スケジュールや進捗のコントロールが難しい。 |
・途中で要件を変更することは困難。 ・やり直しに大きな工数が発生する。 |
コースの特徴
アジャイルプロジェクトを順調に回していくためにプロジェクトマネージャが押さえておくべき知識を、講義動画と章末テストで学ぶことのできるコースです。アジャイルのポイントをプロジェクトマネジメント視点から解説します。
受講目的
アジャイルプロジェクトを機敏に回していくためのポイントをプロジェクトマネージャの視点で習得する。
※アジャイルの基礎知識をすでに習得している方向けのコースです。基礎知識習得には、『アジャイル開発の基礎』をおすすめいたします。
こんな方にオススメ
- アジャイルプロジェクトのマネージャに従事している方
- アジャイル型の開発についてより深く知識を習得したい方
カリキュラム
第1章 PMBOKガイドにおけるアジャイルの位置づけ |
PMBOKガイドにおけるアジャイルの位置づけ |
章末テスト 5問 |
第2章 アジャイルにおける要求、要件定義 |
アジャイルにおける要求とは? ビジネスケース作成 ビジネスケース作成手順 アジャイル手法を始めるポイント |
章末テスト 10問 |
第3章 アジャイルにおける見積もりと契約 |
見積のアプローチ 日本におけるプロジェクト契約の現状 請負契約と準委任契約と派遣契約 契約のポイント 異文化圏との契約 アジャイルでの契約 |
章末テスト 10問 |
第4章 アジャイルにおける計画 |
ユーザーストーリー作成 ユーザーストーリーの承認・見積・コミット タスク作成 タスク見積 スプリント・バックログ作成 |
章末テスト 10問 |
第5章 アジャイルにおける進捗管理 |
実行 成果物作成 日々のスタンドアップ・ミーティング レビューと振り返り リリース |
章末テスト 10問 |
第6章 アジャイルにおける品質管理 |
完成した成果物の能力 品質とスコープ 品質とビジネス価値 受入基準と優先順位付きプロダクト・バックログ 品質管理のプロセス PDCAサイクル |
章末テスト 10問 |
第7章 サーバントリーダーシップ |
サーバーントリーダーシップ |
章末テスト 10問 |
第8章 アジャイルにおける課題 |
最終成果物の範囲・合意形成 予算・見積の精度 契約事項とスケジュール |
章末テスト 10問 |
第9章 アジャイルにおける開発事例 -ケーススタディ- |
プロジェクト立ち上げ(要件定義・見積・契約) プロジェクト計画(ストーリー・タスク・アサイン) プロジェクト実行(進捗管理) 品質管理・受入れ リーダーシップ |
アンケート |
よくあるご質問
- 領収書を発行できますか?
- 発行可能です。
コンビニ決済・代引きの場合は、お支払い時に渡される領収書が公的な領収書としてご利用いただけます。クレジットカードでのお支払方法の場合は、マイページにログイン後、購入履歴一覧の中から、対象の注文の「詳細」をクリックし『領収書表示』から発行できます。
コース詳細
受講期間 |
随時開講 最大6ヶ月 ※期間中であれば、お申込み受付完了後、随時学習を開始いただけます。 |
WEB学習開始日 |
WEB学習用アカウントメールは2019年5月12日以降、順次配信。 |
必ずお読みください
お支払方法について |
クレジットカード、コンビニ決済をご選択いただけます。 |
コース修了条件 |
・全ての学習教材を受講していること ・すべての章末テストを受験し、正答率70%以上であること ・受講期間内であること ・アンケートに回答していること ※修了条件を満たした方には、修了証を発行しています。 |
動作環境について |
【Windows】Microsoft Edge最新版、FireFox 最新版、Chorme 最新版 【Mac】Safari 最新版 【iOS】Safari 最新版(iPad/iPhoneともに) 【Android】OS 7.0 以上 上記以外の環境でのご利用に関しましては、自己責任にてよろしくお願いいたします。 |
+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+
▼教材のお届けに関して
【発送について】
・教材の発送はありません。
【WEB学習用アカウント情報について】
・初回アカウントメール配信は、2019年5月12日以降、3営業日以内にお送りします。
・学習開始日もアカウントメールに記載しています。
-----------------------------------------------------------
アジャイルプロジェクトマネジメントの動画を一部公開!
解説を担当するのは,アイテックのセミナーでも大人気の”中谷 公巳”講師!!
臨場感あふれる講義動画を是非ご確認ください。
・米国PMI®認定コースに認定されており、PMP®資格更新に必要なポイント(PDU・Ways of Working9,Power Skills1ポイント)の取得が可能です。
・PMBOKは、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc)の商標登録です。